覚悟のはなし
ずっとずっとずっと考えてて、
友達には、
「真鳥くんは絶対辞めない」
って断言してたけど、ほんとは自信なくて。
自分にも、
「今もきっと、次のコンサートの振付考えてる」
って言い聞かせてたけど、ほんとはずっと不安で。
「真鳥くんが辞めちゃった時の降りる先考えなきゃ~」
って冗談っぽく言ってたけど、ほんとは本気で考える日もあって。
でもそんなこと考えたくなくて、投げ出して、
そんなこと考えてしまう自分が情けなくて、
落ち込んで。
去年の夏。ほんとうに何もなかった夏。
毎日毎日、Jr.のプロフィール確認して、
URLの最後、94。
変更して、検索ボタンを押して、
表示するまでのほんの数秒。
その数秒がものすごく長く感じて。
そんな長い長い、夏を乗り越えて、
秋。
真鳥くんは、私の大好きな真鳥くんは、そこにいた。
信じてあげなかった自分を恨むくらい、
真鳥くんは強くて、かっこよくて。
もう何があっても私は平気。
だって真鳥くんはこんなに魅力的な人だ。
きっと、素敵な場所に連れて行ってくれる。
って、強くなったつもりでいたけど、
あけおめのコンサートのあと、
また、わからなくなった。
口では「いなくなったりしないよ」って言いながら、
ずっとずっと、考えてた。
何を考えてたのかもわからないし、
どんな答えを探してたのかもわからないけど。
1月20日
真鳥くんが日誌を更新した。
今までで一番待った気がする。
(実際に、ちょっと前にこれまでのスパンを計算したとき、次更新するのは1月7日付近だと予想していたから、かなり待った。)
真鳥くんの日誌を、何度も何度も読んで。
わたしは、
「真鳥くんは、覚悟を決めたんだ」
と感じた。
どんな覚悟かと問われれば、答えるのは難しいが。
真鳥くんが、自分で決めた道。覚悟。
おそらく、自分の仕事を蹴ってまで。
“自分のために、だけじゃない。
関西Jr.のために、ファンのために、
自分にしかない力を磨く。”
いつもの、“アイドル林真鳥”ではない、
1人の人間、1人の男としての。
“林真鳥”としての、覚悟が見えた。
おそらくわたしは、
これから先、真鳥くんが、
このまま関西Jr.にプレイヤーとして残り続けようと。
時が来て、卒業しようと。
振付師として裏方に行こうと。
デビューしようと。
事務所を退所しようと。
表舞台から一切の姿を消そうと。
きっと納得する。
なぜなら、真鳥くんが選んだ道が間違いじゃないと言えるから。
真鳥くんが選んだ道。
きっとそれが、“第一の真鳥”だから。
今回の日誌は、ほんとうにいつもの真鳥くんが書いたのかって言うくらい。
いつもの、キラキラアイドル林真鳥とは比べ物にならないくらい。
今まであまり真鳥くんから感じたことのない、
“人間味”みたいなものを感じた。
(ただ単に、最近気が病んでいたせいだと言われればそうかもしれないが)
真鳥くんが、「ダンスがものすごく楽しい」という気持ちを隠しきれていない。
心の弾みが漏れ出ていた。
長々とわかった風にして書き並べてはみたものの、
真鳥くんの将来は一切見えていない。
だが、ひとつだけ決意をした。
真鳥くんも、覚悟を決めたのだから、
わたしもここで、覚悟を決めなければならない。
わたしはもう、真鳥くんに、どんなことがあろうと。
はたまた、仕事が全くなかろうと。
“真鳥くんを信じる”
ここまで書いておいてそんなことかと思うかもしれないが、これはわたしの中ですごく壮大だ。
わたし1人が応援しようがしまいが、真鳥くんになんら影響を及ぼすことなんておそらくないに等しい。
それでも、わたしは。
“第一の真鳥”の完成形を見届けなくては死んでも死に切れない。
どんなにわたしが不安に思っても、
真鳥くんは、いい意味で、
わたしの想像を裏切ってきた。
だから、きっとこれからも真鳥くんは、わたしの想像をゆうに超えてくる。
それが今は楽しみでならない。
2019年。
おそらく、向井康二にとっても、室龍太にとっても、なにわ男子にとっても、林真鳥にとっても。
関西Jr.にとって重要な1年になる。
関西Jr.が一体どんなワクワクを届けてくれるのか。
どんな時代を築いていくのか。
全力で見届ける覚悟はできている。